こんにちは。
千葉県の魅力と不動産情報を発信する
『ちばとちブログ』今日もよろしくお願いします。
今回は歴史を勉強してきました!!
ニッポンには、日本人は、どこから来て、いつ頃から住みだして、どのような移り変わりをしてきたのでしょうか?
大体の人が、中学生くらいの時にザックリと社会で習ったくらいだと思います。
大人になって気づきます。もっと勉強しとけばよかった・・・。
私は40越えたくらいから何故か興味が出てきました。
同じような方、いるのではないでしょうか?
そんな人は是非!!絶対に行ってみてください。損はなし!!
佐倉市にある『国立歴史民俗博物館』に行くのです!!
一般600円の入館料と安かったので、パッとしないのかな~と思ってました。
それが、良い意味でだまされました。
600円だと安すぎる⁉・・・しかも高校生以下無料!!
規模・管理・分かりやすさ、どれをとってもクオリティー高かったです。
なのに、この値段。
興味のある方は、もちろんですが興味のない人にも、わかりやすく学生の頃を思い出させてくれます。
そんな『国立歴史民俗博物館』を氷山の一角程度ですがご紹介いたします。
とても私のブログのみでは書ききれないですが、館内の流れを書いたので参考にしてくださいね。
中学生くらいからが特にオススメです。
森の中に佇む大きな建物『国立歴史民俗博物館』の行き方
電車で来るなら『京成佐倉駅』から徒歩で15分ほど。
あと直通バスが東京駅から出てるみたいです。
※詳細は、ちばグリーンバスのホームページをご覧ください。http://www.chibagreenbus.co.jp/p020100.php
基本情報
住所/TEL | 千葉県佐倉市城内町 117 / 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
開館時間 | 3月〜9月 9:30〜17:00 10月〜2月 9:30〜16:30 |
休館日 | 毎週月曜日(ただし休館となる日が休日にあたる場合は開館し、翌日を休館日とします。) 年末年始(12月27日~1月4日) |
入館料 | 一般 600円(350円) 大学生 250円(200円) 高校生以下 無料 |
URL | https://www.rekihaku.ac.jp/ |

佐倉城址の北側にある、大きな建物が『国立歴史民俗博物館』です。

山の上にそびえ立ち遠くからでも簡単にわかるので迷うことはないと思います。
日本の始まりから現在までを第1~第6までの展示室にて区域分けされており
日本がどのように移り変わってきたか、とてもわかりやすく展示されてます。
それでは入ってみましょう!!
日本のはじまり! 第一展示室(先史・古代)
人間の形っぽくなったのが約400万年前と言われております。
入口付近にはドデカい「ナウマンゾウ」の模型が!!

ず~~~と時を経て、紀元前5万年~1万年ほど前のこと
急激に人類の居住地域が広がっていきます。

『氷河期の終わり』です。
氷がとけ陸地が増えてきたことにより人類の生活圏が広まったといわれてます。
暖かくなって陸地を歩きやすくなったからですね。
結構、単純な話ですがジワジワと年月をかけながら広がっていったんでしょうね。
そういうのを想像しながら見てくださいね。
日本では『縄文時代』が始まります。
ユニークな形をした土偶などがたくさん作られた時代です。





ここまでは狩猟生活中心であちこちに渡り歩く生活でしたが、だんだんと定住する生活をするようになり住宅を持つようになってきます。

3000年前には水田稲作も始まり、青銅器や高床式の建物も建設されるようになります。
ホントはじめての集団生活ですね。



時代は進み『弥生時代』の始まりです。
集落ができ、水田なども管理するようになり現代の基本となる生活様式になってきました。
しかし⁈ 同時に『戦争』をすることを覚えてしまいました。
定住は領土を構えるということ、その領土を広めたり領土の中での首長になるための争いが頻繁におこっていきます。
進化とは良いものと悪いものを作るということですね、人間の残念なところです。
原子力を使って生活に便利な物となるか、爆弾を作って生物を殺す事になるかと同じですね。
よくも悪くも人間は昔から同じことばかり繰り返してるのがわかります。




平城京が作られた奈良時代(8世紀ごろ)には役所も始まります。
面白いのは「給料上げろ~」とか「休みをくれ~」などの要求も申請されており
マンガで書かれてるのでわかりやすいです。





これまでの流れです。紀元前2万年から西暦800年くらいまでビューっと飛んだ感じです。
人類の基礎を見てきた感じですね。
第二展示室(中世)平安から戦国へ
平安時代~戦国時代にかけての時代です。
10世紀~16世紀くらいでしょうか。



建物も立派になり、船はだんだん大きく頑丈になってくるのがわかりますね。

わかりやすくて画期的だったはずです。ありがとう!!

この頃から印刷する技術まで現れます。
伝達速度もだんだん早くなってきた時代でしょうね。
昔も情報を早く入手し処理しておくのは重要なことだったみたいです。
今でも情報スピードと処理速度は重要です。
今は多すぎて惑わされますが・・・。


次は『戦国時代』・・・といったら武士たちが主役というイメージが強いですね。
中でも織田信長⇒豊臣秀吉⇒徳川家康
この3人の流れは時代の移り変わりや、それぞれの国造りの考え方が違うので
今でも小説や映画化される人気の絶えない時代と魅力的な人物像
一度、見てみたいです。・・・怖いから遠くから。

ボスがどれなのか、わかりやすくしてたとか。今では考えられない戦いの礼儀作法です。

一度やってみたいです。


刀・火縄銃・馬・・・戦・戦・戦の展示室です。
ちょっとイメージしやすい時代かな?第三展示室(近世)


江戸時代を中心とした時代です。16世紀~19世紀半ばくらいです。
少しは馴染みのある時代になってきましたね。
今の日本の基本的な文化は、この時代に出来たと言っても過言ではないでしょう。
徳川幕府に統一され、だいぶ落ち着いた時代になります。
浮世絵や人形浄瑠璃など芸能文化も盛んになってきたのもこの頃。




全てにおいて活気が感じられる時代です!!

朝鮮、琉球、オランダ、中国、アイヌの人々との外交も盛んでした。

この時代の旅行は命がけ!!すごい好奇心と勇気ですね。
スフィンクス見てどう思ったんでしょうね。
後半になると学校の始まり『寺子屋』が展示されてます。

ここから一般庶民が男女問わず、読み書きを学べる場ができました。
文字ができてから結構、経ってるのにやっとこさって感じですね。
それまでは階級の差別が強かったんでしょうか、教えたくないとかあったのかなあ~とか考えます。


医学の進歩や数学が盛んになり今まで考えられなかった事が日本の中で進んでいくのがわかりますね!!
でも、ここから庶民の力も強くなり、我慢できなくなったときは一向一揆なる争いも出てきます。


そんな江戸時代(徳川幕府)は『黒船』が来たことにより、次のステップへと進んでいきます。
次は世界を相手にした時代です。
鎖国をしていた徳川幕府の終焉が近くなってきます。
でも徳川家康の天下統一から300年ですよ。スゴイ!!
私は考えます、徳川家康がいなかったら、東京は首都だったのでしょうか?
東京を埋め立てたのは徳川家ですし、中心としたのも徳川、
何かが違ってれば静岡が首都だった可能性もありますよね。
関が原で石田三成が勝ってたら大阪が首都だったとか・・・考えると面白い
大衆文化や庶民のくらしを学ぶ 第四展示室(民族)

この展示は、今までのような時代の流れではなく
人々の生活から生まれ、伝えられてきた文化を感じることができます。
過去から現在までに伝えられてきた、祭事や庶民の暮らし
あと『神様』や『妖怪』などへの祈りやおそれ、見えないものへの信仰などがわかります。
妖怪展示などは、お子さんが楽しめる展示がいっぱいありました。



カッパって神秘的!!とても身近に感じられる妖怪ですね。
なので河童伝説は全国どこにでもありますよね。
本当にいる?いたんでしょうか?







文化を受け継ぐことって大切だなあって思います、一つ一つに深い意味があるんですよ。
西洋文化への憧れが垣間見える時代
第五展示室(近代、明治~大正)
展示物を見た瞬間に感じるのは、一気に洋風の建物や装飾品が増え、世界観が変わってきます。
文明開化、富国強兵、西洋文化との交流と憧れを抱いた当時の人達の気持ちが伝わります。
※写真撮影NGゾーンが多く、写真が少なくてスンマセン。


他にも蒸気機関車なども登場、工業、商業、全てにおいて発展のスピードが格段にアップしてきます。

今で言うキッチン、炊き立てご飯はおいしそう!大変そうだけど。
大正ロマンなんかも風情があり、良いですね。
我孫子には、そんな大正ロマンがたくさん残ってますのでコチラもオススメ。

今の現代人が語り継がないといけない時代『第六展示室』(現代)
『昭和』戦争から平和まで両方を詰め込んだ時代、僕たちが語り継がないといけない時代
かなり衝撃をうける内容の展示物が多いです。正直、見たくないものも・・・。
でも、この時代の悲劇を語り継がないと、またバカな人類は同じことを繰り返すばかり
今も、だんだんと戦争の記憶を忘れ、同じことを繰り返しそうな世の中の風潮を感じます。
子供たちにも、きちんと説明でき、語り継ぐ為に重要な資料が閲覧できます。
一番、見てほしい展示です。


この時代の情報はラジオか新聞でしょう、日本が負けてるのに優勢とか、情報操作もされてました。
それを信じて、戦いに行った若者たち。
本当は、どんな気持ちだったのでしょう。
もし自分だったら、どうしたのかなど考えてしまいます。

戦争終結です。マッカーサーが見えますね。
どの戦争もですが、得をする人間は一部だけいます。
その人間のために、どれだけの市民が世界中で死んでいったのでしょうか?



だんだんと活気が取り戻されてるのがわかりますね。





高度成長期には産業・工業・商業全てにおいて、ものすごいスピードで発展していきます。
アメリカの譲歩などがあったからもありますが、それにしても、この時の日本人の精神力は凄かったでしょうね。
『この国を立て直す!』この気持ちだけで動いてたのでしょう。
でも、頑張る気持ちは、よい方向ばかりには動きません、次の写真にあるように『公害』や『温暖化』『ゴミ問題』など多大なる負の遺産を生むことになります。
それが今となってツケがまわってきてますよね。
この時代が悪いとはいいませんが、起点にはなってると思います。
でも、このようになったのも戦争があったからかもしれないですね。
無かったらどうなってたか、誰にもわかりませんが・・・。


最後は日本の映画界を代表するキャラクター『ゴジラ』
迫力があります。これは1984年版のものですね。
昭和29年に上映されたゴジラ、この時に私は生まれてませんが、この映画を見た日本人の気持ちはどうだったのか想像します。
私たち中年の世代では、怪獣やヒーローとして描かれてるゴジラですが、元々は違います。
水爆の影響で巨大化した生物が日本を壊しにくる映画
メッセージが強い映画です。
だって考えてもみてください。
広島と長崎の原爆を投下されて10年もたってない時に上映されてます。
これを見た広島・長崎あと原爆実験で被ばくした方々は、どんな気持ちで見たのでしょうか?
奥深い映画だと思います。

ゴジラを最後に展示室は終わります。
とても有意義な時間でした。勉強にもなるし、これからの未来にも目を向けられるのではないでしょうか。
最後に

入口と出口には、これまでに見た展示物も載っている歴史書や、それにまつわる書籍やTシャツ、土偶などのレプリカまでが、お土産で購入できます。
他にも植物園やイベント(この日は鯰絵でした)などもあるので、私の書いた記事の何倍もの魅力をわかってもらえると思います。
是非、『国立歴史民俗博物館』この秋の行楽の一つとして行ってみてください。
本日もありがとうございました。