こんにちは。
千葉県の魅力と不動産情報を発信する
『ちばとちブログ』今日もみてくださいね。
今回は、柏駅からバスで約20分『柏市大井・大津ケ丘』周辺をグルっと探索!!
昔の出来事から、現在の風景や街の住みやすさまでご紹介いたします。
昭和の団地ブームで急な発展をした街、どんな歴史を経て今になったのでしょう。
ちょうど柏市郷土資料展示室にて第25回柏の歴史企画展『柏最古の地名・大井』をやっており
過去から現代への大井・大津ケ丘の移り変わりがわかりやすく展示されております。

住宅地としてのイメージが強い、この二つの街をすみずみまで探索しましょう!!
歴史企画展『柏最古の地名・大井』で歴史を学ぶ!!

柏市役所 沼南庁舎2階では、このような展示をよくやってます。
どの市役所でもやってると思います。
自分の住む街の知らないことを発見でき楽しいですよ、行ってみてください!
では大井の歴史を勉強しましょう。
風早北部小学校付近にある遺跡からは沢山の石器や遺跡が出土しました。
調査結果では約3万年前(旧石器時代)には人が住んでたという痕跡があります。

しかし近くには手賀沼があり、その時代は海と繋がってたらしいので魚や貝も獲れ、この辺りは生活がしやすかったのかと思われます。

手賀沼が海だった・・・想像がつきません。
そこからビューンと時代は飛んで奈良時代・・・中国に習って、地方の豪族をまとめ『国』としてスタートしたあたりの時代です。
大井という地名は柏市の歴史の中で一番最初に書物の中に現れる地名のようです。
西暦745年(天平17年)、奈良時代に「大井郷・おおいごう」として初めて文書に記されてます。
大化の改新のあと西暦700年頃から、文書(当時は巻物)に書き記していく文化が芽生え始めます。
その書物の中に大井郷の名が書かれていたようです。
なにが書かれてたかというと「納税」の記録です。
納税といっても当時はお金ではなく『布』などの特産品を奈良(京)まで納めていたということです。
大井郷の人々が初期の納税制度に従っていたことの裏付けとなります。
納税・・・庶民にとっては頭の痛い話です。ああ、4月が怖い。
さらに時代が進み、有名な武将「平将門」にまつわる伝承が残されております。
平将門が西暦940年に戦死した後、側室の「車の前」が大井に隠れ住んだといわれ、
福満寺の境内には顔を映したと言われる「鏡の井戸」が残されています。
その他には昔から手賀沼の洪水には悩まされていました。
しかし昭和43年の干拓事業によって終わりをつげ、同じく昭和43年には大型団地の造成が始まり人口が急増、近くを流れる大津川の名前をとって53年にもう一つの街『大津ケ丘』が誕生しました。

このように大井と大津ケ丘周辺には約3万年前から人間が住んでおり、少しずつ生活を変えていったというのがよくわかります。
10月10日までやってるので興味のある方は見に行ってください!!
『大井』の今、街の風景から750年前のご神木まで
街の歴史を知ってもらったところで、次は現在の大井の街並みをご紹介いたします。

東は大津川、北は手賀沼に沿ってるのが『大井地区』となります。
住宅地は少なく人口は5000人ほど、ほとんどが森や畑といった多くの自然が残るエリアです。


大井の地盤と不動産事情
標高は大津川と手賀沼近くは約3mほどで低く、地盤も弱いです。
高いところでは約15m~20mあるので地盤も良く、住むなら上がったところを基本的にはオススメします。
水害や液状化現象の心配のない方が良いですからね。

土地の価格は50坪で1,000万円前後で売られてることが多いです。
建売で2000万円前半ってところですね。

ただ、このように道路からの高低差が激しいところも多いので不動産購入の時はチェックしましょう。
あとマンションは築40年ほどのものが400~700万円、100㎡と広いものもあるので、値段と広さ重視の人には良いところも。
樹齢750年の杉の木が見守るお寺 日蓮宗『妙照寺』
このお寺は平安時代(西暦810年頃)に建立され元々は真言宗でした、それが西暦1288年頃に改宗し日蓮宗のお寺となったそうです。
そんなこともあるんですね。
詳しくはHPにてご確認ください。https://www.myosyoji.com/

階段を上ると境内になります。毎年、7月にはお祭りがあり御神輿をかつぐ姿も見られます。
今年はコロナで中止、来年に期待です。




こちらが750年も生き続けている『大杉樹』大井地区の色んな風景を見てきたんでしょうね。
話が出来るなら聞いてみたい。
これからも、ずっと見守ってくださいね!!
美味しい人気店がいくつかあります。※写真は開店前です。

TVでも取りざたされた天ぷら屋さん「天之助」揚げたて天ぷらがリーズナブルな価格で食べれます。
1,000円もあれば満腹です。
天ぷらだけでなく、炊き立てご飯がおかわり自由、あと「いかの塩辛」などのご飯のお供が絶品!!
騙されたと思って一度、行ってみてください。
天之助HP : https://fuhsawa.com/tennosuke

「オレンジ ポップス」僕は食べたことないですが、素朴な感じのパン屋さんです。
私のお客さんは、遠くに住んでますがわざわざ行きたくなると言ってました。
今度、行ってみます!
たまに行くカレー屋さん ここも美味しいですよ!

『大津ケ丘』の今、新しい物と古い物が調和してる街

大津ケ丘エリアの真ん中には国道16号線が通ってます。
横須賀市走水⇒町田⇒八王子⇒川越⇒春日部⇒野田⇒柏というルートを通ります。
まっすぐ行けば三浦半島に行けるんです、時間があれば一度ゆっくりと行ってみたいなあ~。

周辺のお店は、かつや・釣り具のブンブン・ガソリンスタンド・カーディーラー・マクドナルド・ブックオフ・ビッグAなど色んなお店がならんでおり、とても賑わってます。
少し千葉市方向に向かっていくと3分ほどで大型ショッピングモール「アリオ柏」にも近いです。


美術館もありました、今度行ってみたいと思います。



大井よりも人口が多く約8500人、新しい世帯も多く活気のある地域です。
大津ケ丘の地盤と不動産事情
標高はほとんどが約20mあり周辺地域より高いところが多く地盤は良いと思います。

土地の価格は50坪で1500万円~2000万円くらい、最寄りの柏駅からは遠いですがバス便が盛んで
利便も良く人気が高いエリアです。
マンションは200万円くらいからで高いのでも1000万円ほど広さも60㎡~120㎡と幅が広く、こちらも大井同様、安さと広さを求める人には良いと思います。

ちょっと大井より値段が高いのはスーパーなどが近くて利便が良いからです。

お年寄りが集う商店街などもあり年齢にあわせたコミュニティーが築ける街づくりがされております。



小学校は大津ケ丘第一、第二、風早北部小学校の3校があり、校庭もメチャクチャ広く、のびのびとした雰囲気の学校ばかりです。
それだけではなく、PC教育を先駆けて導入している学校もありNHKでも取り上げられました。
風早北部小学校は新しく出来た大型分譲地、手賀の杜ニュータウン(約1500世帯)の影響で生徒数が激増し、多くの小学生が通ってます。

人気の理由
①柏市であること
②バスの本数が多い
③スーパー・小学校など利便が良い
④敷地が広くて値段もリーズナブル
⑤地盤が良い
などがあげられます。
高度成長期に造られた大型団地によって変わりました。

そんな大津ケ丘が発展した理由の一つとしては、昭和中期に大型の団地ができたことです。
この時、一気に人口が増加しました。


まとめ
人に歴史ありといいますが、街にも歴史あり!!
そんな言葉が似あう大井と大津ケ丘、歴史の勉強から現在の街並みと不動産事情を紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
皆さんがお住いの街も、このように歴史から調べてみてください。新たな発見や勉強があると思います。
本日もありがとうございました!!